Tokumeigakarinoaoshima [CC BY-SA (https://creativecommons.org/licenses/by-sa/4.0)]
新車スクープ雑誌で有名なMAGX。
雑誌だけでなくブログも展開されてますが、やはりここでも独自の取材網から他の媒体では見かけないような記事をみます。
去年(2019年)にフルモデルチェンジした新型タントにエンジンが始動できなくなるというトラブルがあるようで、それをスクープしてました。
メーカーは対策プログラムは用意しているが「市場措置」は行っていない模様。
これはあくまでもMAGXの記事からの情報ですが・・・。
新型ダイハツ・タントが発売されたのは2019年7月。打倒ホンダN-BOXを掲げて軽自動車トップのダイハツ工業が満を持して市場投入したクルマだ。同年10月の販売ランキングでもN-BOX、スズキ・スペーシアに次いでタントは3位をキープしている。当月で販売台数1万台超えはこれら上位3車種のみだ(数字は全軽自協)。
新型タントだが、実は発売直後から初期不良(エンジンが始動できない)が見つかっていた。ダイハツがその不良を早々に把握し、対策プログラムまで用意して、不具合車両の改修が行われているのにも関わらず、本誌執筆時点の12月初旬に至るまで市場措置を届出ていないことが判明したのだ。
マガジンXでは、ダイハツ工業と国交省に対して「早々に市場措置すべき」と訴えている。
詳細について12月25日発売のマガジンX2月号に掲載しますが、事態は急を要すると判断したため、ネットでの告知に踏み切りました。新型タントのオーナーの方で始動不具合に心当たりのある方は至急販売店にご相談された方が良いと思います。
添付しはマガジンXに対するダイハツ工業からの回答書です。事態を把握し、対策プログラムまで用意しているのに、なぜ市場措置しないのか。新型車の売行きに影響するとでも考えているのだろうか。だとすれば、とてもお客様本位の対応とは思えない。まさか1カ月点検入庫の際にお客様に不具合を説明せずプログラム改修は行っていないだろうが。
取材・文/神領 貢(マガジンX編集部)
出典: mag-x.jp
記事ではダイハツ側は不具合を把握しているものの「市場措置」(サービスキャンペーンみたいなもんかな?」は行っていないことに対してMAGXの記者さんが怒っています。
いや、怒っているかどうかまで確認してませんが、文面を見る限り怒りを抑えて書いているような雰囲気に感じますよね。
確かに、不具合を把握し対策プログラムも用意しているのに購入した客に「エンジンが指導しなくなる恐れがあるので対策をさせてください」ということを行わずひっそりと初回点検のときに一緒に改修しちゃってたとしたら問題ですわな。
そういう事実があるのかどうかはわかりませんし、ググってみても新型タントでエンジンがかからなくなったというような実体験の記事は見つけられませんでした。
でもメーカーが把握していることは間違いないですから、購入した人には速やかに連絡してほしいですね。
個人ではできないこともMAGXはしてくれる
で、こういう不具合やその対策状況などで一個人が不審に思ってもなかなか一人だけ行動してもらちがあかない場合も多いですが、MAGXのような媒体が動くとメーカーなどの対応も変わってくるようです。
今回のダイハツにしてもメーカーからMAGX編集部へきちんと連絡がきているようですから。
メーカーに一切媚びない姿勢を貫くメディアが一つくらいあってもいいですよね。
大歓迎です。