あおり運転といえば、あおり運転なんでしょうけどよく高速道路で目にするのが時速100km/hは出ているはずなのに車間距離が1車分(約5m)くらいしかあけてないクルマ。
ひどいときにはそれが4~5台連なっている。
大型トラックなどでも目にしたりしますけど、どうも明確に煽り、煽られ、という意識はなさそうな感じです。
この人達バカですか?
そもそも車間距離の詰め過ぎは「車間距離不保持違反」という立派な違反行為
車間を開けすぎると他車に割り込まれるし、前の車と同じ速度なら順調に走れるしそれでいいじゃない!って思ってるからか知らないけど、それ立派な違反行為です。
まぁ、そんな事も知らずに運転してるって時点で考えものですけど。
実際に高速道路での追突事故って多いですし、それをなくすための啓蒙活動も活発です。
ということは、やっぱり筆者が目にする以上に車間距離を詰めるクルマが多いってことでしょうし、順調に走れるばかりじゃなく事故も怒るってことです。
なんで、そんなこともわからずに走ってるのかと言えば、普通自動車免許というのが、国家資格の中で一番取得が簡単だからです。
ある意味誰でも取れちゃう。
医師や弁護士のような国家資格を取っても悪いことする輩がいるんですから、ハードルを下げに下げたような普通自動車免許の資格ともなると言わずもがなです。
そしてもう一つ「自分は車間距離を開けている」と思っても実際には足りていないということも大いにあると思います。
例えば、こんな事故があります。
これ見ると、もしかすると「普通に車間距離開けてるじゃん」って思うかもしれません。
なのに、2台も玉突き衝突ですよ。
ボーッと運転してたのかもしれませんし、運転スキルが低かったのかもしれませんけど、どちらにしろもっと車間距離を開けてれば事故になることはなかったでしょう。
車間距離を開けるって、違反だからというよりも自分が事故をおこさないためという意味のほうが重要ですよ。
この事故の最後尾が大型トラックだったらどうすんですか?
そんなことなんにも考えずにエンジンかけてアクセル踏めば走るからってスピード出してるとすれば目も当てられません。
車間距離を詰める人がバカだというのはこういうこと
誰でも自分が走っている前で事故が起こったら、避けようとします。
避けられればいいけど、避けられなかったら衝突事故です。
では、アナタのクルマの時速100kmのときの制動距離は何mですか?
相当のクルマオタクでないと知らないかもしれませんし、自分の車のタイヤの摩耗度や路面状況を考えると性格な数値は誰も知らないでしょう。
ということは、わからないから余裕をみないといけないってことですよね。
「50mで止まれるかもしれないけど、よくわからないから100m開けておこう」とかね。
それができない人が事故に至るわけです。
事故をする人全員がバカだとは言いません。
でも、車間距離を詰める人は多分バカでしょう。
というのは、車間距離を詰めて走って、もしも前のクルマがが急ブレーキ踏んだらどうしますか?
それを考えた上で車間距離詰めてますか?と問うたらなんて答えるでしょう?
「高速道路で順調に走ってんだし、そんなことはないよ」って思うかもしれません。
もし、そう思うんならなぜ前を走るクルマをそんなに信用できるんでしょう?
前を走ってるクルマのドライバーはどんな人?運転はうまい?性格はおだやか?それとも荒い?
筆者は高速道路で前を走るクルマのドライバーのことはなんにも知りません。
知らないから信用もできません。
信用できないからどんな運転するかもわかりません。
そう考えて走っていると自然と車間距離が開いてきます。
逆に車間距離を詰めてる人は、前を走るクルマのドライバーをよくもまぁそんなに信用できますね。
会ったこともなければ、会話したこともないし、後続からなら顔も性別もわからないかもしれない。
そんな人の運転を信用して車間詰めてんですか?
それってやっぱりバカじゃないですか?
え?信用してるわけじゃないって?
それなのに車間詰めてるってもっとバカですよ。
車間距離に限らず、クルマの運転って一歩先を考えたドライブを心がければこんな怖いことはできないはずです。
この記事を読んでる人には当てはまらないことかもしれませんが、もし周りに車間距離を詰めて走る人がいたら
「前のクルマの人って信用できる?」って聞いてみてください。