ずっと、山本尚貴を応援していてトロロッソのドライバーになることを願ってましたが、トロロッソの公式発表でダニール・クビアトのチームメイトとして今季のF2でランキング3位になったアレクサンダー・アルボンと契約したことを発表しました。
いや~~、すごく残念。
トロロッソはレッドブルのジュニアチームとは言え、ランキング上位を狙いに行った
クビアトとアルボン。
クビアトの実力は知っての通り、ちょっとメンタルがドライビングに影響されやすいところはあるようですが、確実に速いドライバー。
アルボンは今年のF2を見ていても、速さは持っている。
それがF1の場で活かせるかどうかはレースを見てみないとまだわからない。
ガスリーは良い方に転んだし、バンドーンは悪い方に転がったから。
トロロッソとしても、今季ランキング9位でザウバーに負けてしまった。
来年ザウバーにはジョビナッツィとライコネンというコンビだし、もしかすると今年よりポイントを稼ぐかもしれない。
ウィリアムズも今年はマシンが不出来だったために下位に甘んじたが、乗っけてるパワーユニットはメルセデス。
うまく来季用のマシンが出来上がったなら、上位に食い込むかもしれない。
実際に今のパワーユニットになった2014年はコンストラクターランキングで3位になってるくらいですから。
そう考えると、いくらホンダ推薦とは言え、二つ返事で「はいそうですか、わかりました」とはならなかったのかもしれません。
トロロッソが狙っているポジションって、たぶん今年のワークスルノーあたりなのかもしれませんね。
ぜひ、山本尚貴をテストドライバー&リザーブドライバーに!
もう、そうなればあとはテストドライバーくらいしかありません。
ここはホンダのプッシュとともにテストドライバー就任を期待しましょう。
リザーブドライバーにもなったら、もしもクビアトかアルボンが期待値ほどの成績を残せなかったときにレースドライバーとして何戦か乗れるかもしれませんし。
お金以外にうだつの上がらないゲラエルがテストやフリー走行で走ってるんですから、山本尚貴がそれ以下のパフォーマンスということもあまり考えられないことでしょう。
レースドライバーがダメでテストドライバーなら、来年国内のレースにも参戦できるでしょう。
個人的には、山本尚貴がF1の国際映像で英語で喋ってる姿なんかも見てみたかったですね。
スーパーGTでの盟友ジェンソン・バトンも山本尚貴のF1参戦に対しては
「誰にでもチャンスがあるカテゴリーではないのだから、チャンスがあるならトライするべきだろう。ナオキはSFとGT500の両方で頂点に立って自らの能力を証明した。次にそれを証明すべき場所はF1だと思う」
出典: response.jp
と、言ってくれています。
アルボンが発表になりましたが、たぶん、山本尚貴自身もホンダを通じて2019年のレースドライバーとしては難しいということくらいは言われていると思います。
もともと慎重で言葉を選んで発するタイプな山本ですから、無謀な発言はしないはず。
そんな彼が「F1に行きたい」と言ったということは、闇雲に言ったわけではなく何か報道されてないような「脈」があったんだと信じたい。
筆者を含めファンからは「レースドライバー」を求められてたのかもしれないけど、本人はテストドライバーであってもF1に乗れる何かをコミットしたんだろうと思います。
その点については発表を待つとしましょう。
来季のスーパーフォーミュラSF19はF1の練習台になり得るのか?
山本尚貴はスーパーフォーミュラで2回目のチャンピオンになりました。
しかし、チームチャンピオンは今回もトヨタ系チームでした。
SF14導入から5年、まだホンダはスーパーフォーミュラのチームチャンピオンになってないんです。
来季からスーパーフォーミュラも新型マシンSF19が導入されます。
もしも山本尚貴がスーパーフォーミュラに参戦するのであれば、新型マシンでのチャンピオンとチームチャンピオンを獲るというやり残した仕事があるので頑張ってもらいたいですね。
トロロッソのレギュラーシートは獲れませんでしたが、これにめげずに来年も山本尚貴を応援しましょう!