もうほぼチャンピオンを手中に収めているようなもののハミルトンですが、そうは言っても前回アメリカGPでは決めることができませんでした。
しかし、今回はメルセデス&ハミルトンの通常の強さならリタイヤさえしなければほぼチャンピオン獲得は間違いないという状態でメキシコに臨みました。
ベッテルが優勝しても、7位に入ればワールドチャンピオン獲得という条件でしたが、結果はベッテル2位、ハミルトン4位で残り2戦を残して決めてくれました。
したたかなハミルトン、しかし強さはなかった。強かったのはマックス!
このレースの見どころはハミルトンがチャンプになるかどうかってことじゃなかったです。
ここでチャンピオンを取れなかったら、それは凄いビッグニュースですけど、何事もなく進めば間違いなく獲得でしたからね。
それよりも、レッドブルのマックス・フェルスタッペン!
このレースのドライバー・オブ・ザ・デーを獲得して、「やったね」と言いたくなる内容でした。

今季2勝目、来季はパワーユニットがルノーからホンダに変わるということで、来年も今年のように優勝を勝ち取ってくれるんじゃないかと期待します。
そもそも、ルノー自体がホンダのパワーユニットのほうがパワーがあるみたいな発言しているわけで、つまりは一番劣っているパワーユニットを搭載しての優勝です。
どれだけマシン(シャーシ)の出来がいいんだか。
ハミルトンは通算5度目のワールドチャンピオンで、7回獲得のミハエル・シューマッハの記録を抜こうとしているのは間違いないでしょう。
来年はそんなに簡単にメルセデスが勝てるようには思えません。
フェラーリも今年以上に力をつけてくるでしょうし、なんと言ってもレッドブルは間違いなく今年以上に強くなります。
今まではあまりにもメルセデスが強すぎました。
F1が面白くないって言われる一つの原因ではないかと思うくらい。
でもですよ、来年メルセデス、フェラーリ、レッドブルの三つ巴になれば、絶対面白くなると思いません?
このメキシコGPはそんな来季を映し出したようなレースでした。
メルセデスばかり勝つレースほど退屈なものはない。
その昔、マクラーレン・ホンダが16戦15勝というとてつもない結果を残したシーズンがありましたが、あまり勝ちすぎるとそのチームのファン以外は面白くないもの。
実際、2014年からのメルセデスの強さと言ったら・・・・
2014年から2018年のメキシコグランプリまでで、合計96戦で優勝が72回。
どう考えても勝ちすぎですよね。

こんなメルセデスドライバーのいない表彰台を来年はいっぱい見れそうな予感。
やはりレースは抜きつ抜かれつがあったり、マシントラブルやクラッシュなどもあったりで面白くなるもの。
スタートからフィニッシュまでなんの変化もない、もしくは結果が予想つく展開のレースほど観ていて退屈なものはない。
そう思いませんか?
ハミルトン、来年は簡単には勝たせませんからね(笑)
実際のところ、メキシコGPのレース内容も面白かったと言えるほどの展開でもなく、まぁフェルスタッペンが勝ったのが唯一楽しめた部分って感じですね。
次回、ブラジルはトロロッソに注目しましょう!