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相次ぐ歩行者死亡事故、暴走や制御不能にならないためには○○が必要!

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毎年のことですけど、今年は春になってから相次ぐ悲惨な交通事故で連日報道が盛んです。

4月19日 東京豊島区東池袋で87歳の男性が運転しているプリウスが暴走、2人が死亡し10人が重軽傷を負った。
4月21日 兵庫県神戸市中央区のJR三宮駅前で路線バスがバス停から発車後に横断歩道を横断中の歩行者に突っ込み2人が死亡し6人が重軽傷を負った。
5月5日  兵庫県神戸市中央区のJR三宮駅南側の交差点で、軽乗用車が暴走し歩行者一人をはね、走行中の乗用車に追突。追突された乗用車は横転し5人が重軽傷を負った。
5月8日  滋賀県大津市大萱の交差点で信号待ちをしていた散歩中の園児の列に交差点内で接触した車が突っ込んだ。園児2人が死亡、1人が重体、保育士、園児13人が重軽傷。

と、この1ヶ月で報道があった大事故だけでこれだけあります。

事故を起こしたクルマのドライバーが亡くなるのはある意味自業自得的なところもありますが、それとはなんの関係もない歩行者が跳ねられ亡くなるのはやるせない気持ちになります。
車の性能がどんどんと良くなり、交通事故死亡者は昔に比べれば何分の一に減っているとはいえ、この現状は改善せねばなりません。

一体どういった方法が良いのでしょう?

池袋、三宮、大津、それぞれの事故は防げなかったのだろうか?

池袋の事故ではドライバーは「アクセルが戻らなくなった」と供述しています。

 出典:グノシー

しかし、どうやら車の方には問題はなかったようです。
つまり、踏み間違えってことですね。

神戸のバス事故の方はといえば、運転手は

「いつも通りの発進動作をしていた。なぜ事故が起きたか分からない」と供述し警察は(運転手が)前方を見ないまま、ブレーキと間違えてアクセルを踏んだとの見方を強めており、慣れた動作の中での不注意が事故を招いたとみているようです。

考えられるのはどちらも踏み間違えということで、踏み間違えが起こらなければ事故も起こらなかった可能性が高いですね。

もう一つの三宮の事故は、飲酒運転により正常な判断、操作ができなかった事による事故でドライバーが全面的に悪いです。
悪いですが、飲酒運転の事故も一向になくならないことを考えると何がしかの対策は必要だと思います。

そして、先日の滋賀県大津市での園児が亡くなった悲惨な事故。

直進車が来ているのによく見ずに右折をし、接触。
弾き飛ばされた直進車が信号待ちをしていた園児の集団に突っ込むという悲惨な事故。

亡くなられた園児の親御さんや保育関係者のことを考えると胸が痛みます。

もちろん、それ以外にも全国各地で大小の事故はあると思います。
そのすべてが踏み間違いや脇見、飲酒運転とは限りませんが最大限事故を減らすために、ドライバー、警察(法規)、車体(自動車メーカー)などでできることをしなければいけないなと痛感しました。

ドライバーは安全運転を、警察は危険な箇所の改善を、自動車メーカーは?

事故後、ネット上には高齢者にはMT車しか乗ってはいけないという法律を作れなんていう書き込みが散見されました。

確かに、マニュアル車であれば誤動作の許容はオートマチック車ほど寛容ではないですから、一理あります。
ありますが、現状マニュアル車自体がメーカーのラインナップから少なくなってきていることを考えると現実的な解決策ではなさそうです。

大津市の事故などは、横断歩道の位置が一般的な交差点に比べるとかなり曲がり角に近い場所にあります。
これをあと5~7mほど交差点から離してあげれば、歩行者被害のリスクはかなり少なくなると思います。

警察は全国の危険、もしくは危険が潜んでいそうな交差点をチェックし、改善をすべきではないかと思います。

早速、鳥取県では改善箇所を調べる動きがあったようで

この事故を受けて県は、保育施設側に屋外活動の際に危険だと感じる場所がないかどうかや、交差点でガードレールの設置を希望する場所がないかなどを確認し、報告するよう求めることを決めました。
これまで、保育施設の屋外活動における安全点検をめぐっては、施設側の自主的な調査にとどまっていて、危険箇所を県に報告することは求めておらず、こうした調査は、鳥取県では初めてだということです。
鳥取県は、早ければ週明けにも文書を全ての保育施設に送って報告を求め、指摘のあった危険箇所の改善やガードレールの設置について検討することにしています。

出典: www3.nhk.or.jp

全国に波及するためには、首相や国交相、警察庁長官などが声を上げてくださるよう願います。

自動車メーカーにも事故自体の責任はないかもしれませんが、改善する義務や責任はあるでしょう。
今後、発売していく自動車にはどんな装備があれば安全なんでしょうか?

マニュアル車を再度普及させるより、被害軽減ブレーキなどを義務付けするほうが手っ取り早い!

最近の新型車の多くは自動ブレーキもしくは被害軽減ブレーキと称する装置がついています。

すべてが万能ではないですが、この装置の応用で事故を減らすことはできないでしょうか?

自動車評論家の国沢光宏氏は自身のブログで

事故を減らすならもっと簡単な方法がある。自動ブレーキを赤信号や一時停止でも稼働出来るようにすればいい。今や自動ブレーキの装着率は車種にもよるけれどトヨタやホンダ、スバルなど軒並み90%を超えてます。現在、信号や一時停止で自動ブレーキを掛けることを国交省が許していないけれど、認めてくれれば高齢者の免許対策よりずっと早いペースで安全性が担保されるだろう。

ちなみにスバルのアイサイトなどはすでに赤信号を認識させている。現状での機能は限られてますが、取り扱い説明書に赤信号に対しての反応を紹介してます。ホンダや日産なども一時停止の標識を認識させており、標識のアイコンをインパネに表示させているほど。そもそも信号や一時停止標識の視認は、自動運転技術の基本。こういった標識を認知してのブレーキ制御は容易だ。

自動ブレーキの採用によりスバルやトヨタ、ボルボなどは追突事故の80%を防ぐ効果があったという発表をしている。信号や一時停止標識などの視認は「停止している車両」の判定よりずっと簡単だという。自動車メーカーに聞くと「赤信号や一時停止標識を認識したらアクセルを戻す。ブレーキを踏まずに通過しようとしたら自動ブレーキを掛けて停車させることなどすぐ出来ます」。

出典: kunisawa.net

と、おっしゃってます。
つまりは、現在国交省がOKを出さないために認可がおりないが、現状の自動ブレーキの機能を使えば赤信号を無視して交差点に入ろうとするクルマに対してブレーキを自動でかけることができるということです。

赤信号以外でも、制限速度の標識も認識しますから過剰な速度オーバーも制御することができると考えられます。

これだけでも、かなり事故防止に効果がありそうですよね。

それに加えて

先日、ある自動車メーカーの安全担当部門の技術者と意見交換する機会があった。その時に「一定以上の踏力でアクセルが踏まれた場合はキャンセル出来ないのか?」と聞いてみたら「出来ると思います」。アクセル踏むときのチカラを計ってみたら、サーキット走行など模した気合い入ってるときでも15kgでした。一方、ブレーキを思い切り踏むと簡単に30kg以上になる。

閾値はこのあたりにあると考える。20kg前後以上のチカラでアクセル踏まれた時は、操作を受け付けずアイドルにすればよい。エンジン回転数上がらなければ早い段階でブレーキに踏み換えることも出来そうだ。このシステム、何か問題あるかと問うてみたら「国交省が認めるかどうかだと思います」。をいをい! ここでも国交省がストッパーになっちゃう?

出典: kunisawa.net

これも、アクセルとブレーキの踏み間違えで思いっきりアクセルを踏んじゃった場合、アクセルを踏もうとして踏んでる場合とは踏力が明らかに違うということで、この違いを判別し「踏み間違え診断」を行い、アクセル操作を受け付けなくすることが(技術的には)可能だそうです。

現在、ラインナップがどんどん少なくなっているマニュアル車に乗り換えるよりは、これから先すべての自動ブレーキ装着車が上記のような「信号検知」「踏み間違え検知」ができる機能をプラスして販売していくほうが、悲惨な事故は右肩下がりで減っていくんじゃないかと思います。

こういうことって、なかなかお役人さんは自ら動くことはしてくれないでしょうし、かといって小市民である我々だけでもなんともならない。

交通事象に詳しい国会議員さんなどがいたら、声を大にして国交省を動かして欲しいと思います。

自動車メーカー的にはすでに準備ができていると考えてよろしいかと。

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