フリー走行でのマンホール破損、予選でのガスリーやライコネンの予選結果剥奪など決勝前から少々波乱のあったアゼルバイジャンGPですが、決勝はどうだったのか?
結果としては「荒れないレース」でメルセデスの盤石な強さが際立ったレースでした。
去年並みの荒れたレースならワクワクドキドキして見られたんですが、やや退屈でした。
ボッタスがハミルトンの追い上げを振り切って優勝!ランキングもトップに
メルセデスは開幕から4戦連続のワンツーフィニッシュです。
まるで、88年のマクラーレン・ホンダの如く、速くて強いのでメルセデスファン以外は面白くな~~い。
FINAL CLASSIFICATION: Round 4, Azerbaijan
Bottas wins and takes the drivers' championship lead 🏆#F1 🇦🇿 #AzerbaijanGP pic.twitter.com/ZS4JTzooLc
— Formula 1 (@F1) 2019年4月28日
期待のホンダもクビアトがリカルドにぶつけられてリタイヤ。
ガスリーはパワーユニットのトラブルと思われる原因でリタイヤ。
前戦のドライバー・オブ・ザ・デイのアルボンはポイント圏外。
一人、ホンダ陣営のエース、フェルスタッペンがどうにかメルセデス、フェラーリに次ぐ4位をゲット。
と、ほんと代わり映えのしない結果で眠かったです。
実況のサッシャも「意外と波乱の少なかったアゼルバイジャングランプリ」って言ってましたからね。
筆者は、レースの戦いより途中睡魔との戦いの方に必死でしたよ(笑)
クビアトはポイント獲れてたでしょ、アレがなければ
残念だったのは予選6位のクビアト。
予選で速さは示したし、あとは決勝でポイントを持ち帰るだけ。
チェッカーまでアクシデントやトラブルが無ければ、ほぼほぼポイントゲットは間違いなかったと思います。
それが・・・
Objects in the rear view mirror may be closer than they appear 😬
リチャルドとKvyatのためのレース終了逆転#F1 🇦🇿 #AzerbaijanGP pic.twitter.com/E7AFcDpxzJ
— Formula 1 (@F1) 2019年4月28日
リカルドがクビアトをオーバーテイクしにいって、曲がりきれずにオーバーラン
接触を避けるためクビアトもお付き合いでオーバーラン。
これでだいぶタイムを失ったのの、そのあと後方確認を怠ったリカルドがクビアトのマシンがあるのに、バックしてぶつけるというレースではほぼ見られないような接触。
フロアを破損したクビアトは結局リタイヤ。
悪いのはすべてリカルド・・・・ホンマ腹立つわ~~
なんでフェルスタッペンはファステストラップにチャレンジしなかった?
レース終盤、フェラーリのルクレールがタイヤ交換しファステストラップ狙いを敢行。
しっかりと結果を出しファステストラップポイント(1ポイント)を獲得しました。
疑問なのは、なんでフェルスタッペンも同じことしなかったんだろう?
タイヤ交換に要するピットイン~ピットアウトまでの時間は約20秒。
つまり、自分の一つ後ろのポジションのマシンが20秒以上後方にいれば、ピットインしても順位を落とさずに済むわけです。
ルクレールがピットインしたとき、一つ後ろのポジションのペレスとは約29秒ほどのギャップでした。
だから、実行できたんですよね。
4位を走っていたフェルスタッペンも5位のルクレールがピットインしたことによって、その差が50秒ほどに広がったわけで
余裕綽々でピットインしてタイヤ交換できたはずなんです。
なんで、しなかったんだろ?
フレッシュタイヤに交換してもファステストラップ出せなかったと思ったのか?
もしかしたら、新品タイヤが残ってなかったのか?
フェルスタッペンの力なら狙えたはずなのに1ポイントがもったいない。
今回のレース
「あ~面白かった~、見ごたえあったよ」
って人はいるんですかね?
いるとしたら、ボッタスファンくらいか?
レース全体は平凡で波乱もなく順位変動もそれほど多くなく
見ごたえのないレースでした。
こんな見ごたえのないレースのときは中団グループを積極的に映して放送してくれないと飽きます。
どうやったらF1中継の国際映像担当のクルーたちにそれが伝わるのだろうか?
昔々のF1中継のように国際映像プラス各国の独自映像を絡ませた放送が面白かったと思う今日このごろ。
そんな中、DAZNのF1中継の実況であるサッシャが一生懸命、タイム差やタイヤ交換予想などで
「このまま行ったら・・・」「もしもタイヤ交換したら・・・」
と、予想を交えてこの先の展開が気になるよう、気になるようにアナウンスしてたのが印象的。
平凡で面白くないレースを少しでも面白く見てもらえるよう努力してる様子が伺えました。
さすがスーパーGTなど時間の長いレースの実況をしているだけあって、変化のない時間帯でも視聴者に退屈させない工夫はエライ!