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自動車に関わる税金改革!まず自動車税の減税から・・・その後は?

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自動車税制がものすごく大きく変わるようになるかもしれません。

政府・与党が自動車関連税制の抜本的な改革に着手したようです。

これが良い方に転ぶのか?悪い方に転ぶのか?

日本の自動車関連税は高すぎる!

政府・与党とは別に愛知県のJAFが税制改正の要望というのを出しています。

日本で自動車を取得、維持するのにかかる税金は9種類もあるんです。
自動車を所有している筆者でもあまり意識したことはありませんでした。

 

それをどれくらい下げようというのかはまだ不明ながら大幅な負担軽減を求めています。

①  過重で不合理な自動車税制の抜本的な見直しによる簡素化と自動車ユーザーの負担軽減の実現
②  既に過重な税負担を強いられている自動車ユーザーに、さらなる負担を求めることはもはや限界に来ており断固反対
③  先進環境対応車(低燃費車等)と先進安全自動車(ASV技術の導入車)に対する優遇措置の強化

出典: prtimes.jp

日本の自動車ユーザーは税金を取る立場の方々からすれば「おとなしい」と言われ税金が取りやすい層だと思われていますから、声を上げるというのはいいことです。

この運動が全国に波及すれば面白いですね。

排気量で変わる自動車税を走行距離によって変える?

日本経済新聞によると、政府/与党は2020年以降に自動車税制を変えようとしています。

抜本改革の主な対象となるのが保有にかかる自動車税だ。自動車税は保有する自動車の排気量に応じて課税される。1000cc超1500cc以下なら年3万4500円を払う。金額は排気量500cc刻みで変わる。

排気量に応じた現在の税制を続けるとEVやHVの保有に課税するのは難しくなる。

政府・与党は協議の場をつくり、新たな税制の検討を始める。走行距離や環境性能、車の重量に応じて課税する新しい税体系にする案が有力だ。

海外では走行距離や車の重量に合わせて税負担を変える国が増えている。米国の一部の州は重量と走行距離に応じて課税する制度を導入済み。ドイツはトラックに限定し、走行距離に準じて税負担を重くしている。

出典: www.nikkei.com

確かに、今のままの自動車税だと「排気量」という概念がなくなったとき形骸化してしまいます。

今だって日産リーフの自動車税は年29500円ですが、これも排気量がない自動車なのに2000ccの自動車と同額です。
まるで「だいたい2リッターくらいの自動車税でいいんじゃね」って感じで決めたかのようです。

今は小型・普通乗用車クラスのEVの自動車税は一律29,500円。

排気量のようなわかりやすい差別化ができないんですね。

そこを踏まえて排気量別の自動車税ではないものに改革していこうということです。

まずは2019年から自動車税の値下げがやってくる!

2020年以降って、まだまだ先ですよね。
そんな先まで我慢してられないと我々が思っていることを察知しているのか、安倍首相が「自動車保有の税負担の軽減措置を検討する」と表明しました。

どうやら自動車税の軽減を考えているようです。
それも期間を決めた暫定的なものではなく、恒久的なものだろうと言われています。

どれくらい安くなるのかはわかりませんが、期待したいですね。

税金を下げると税収が下がるので、どこかで調整のため上がる税金があるというのは周知の事実。

今回の財源は「エコカー減税」

エコカー減税の対象車を今よりも絞ったり、減税額を縮小したりして税の増収を狙い、その増収分を自動車税減税に回すという意見がもっぱらです。

まぁ、エコカー減税は新車購入時や新車から数年間だけですから、少し古めの中古車ユーザーなどはまったく蚊帳の外でしたし、古い車を大事に乗っている層にも恩恵が受けられる税制になるのであれば良いことです。

車にかかる税金ってガソリン税を中心に考えればいいと思うんですけどね。

たくさん走る人はたくさん燃料を使い、たくさん税金を収める。
少ししか走らない人は燃料も少なく、ガソリン税も少しだけ。

これこそが平等だと筆者は思います。

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