時差のある南北アメリカ大陸のレースはあまり好きじゃありません。
リアルタイムで見るにはなかなかつらいですよね。
しかし、ブラジルグランプリは結構いろんなことが起こるので面白いですが、今回もありました。
フェルスタッペンが激おこでオコンにつっかかりました。
オコンが「怒んなよ(オコンなよ)」といったかどうかは定かではありませんが。
ラップ遅れなのに抜き返して接触って言い訳できないでしょ。
レースの結果は皆さんご存知の通り、ハミルトンの優勝、2位フェルスタッペン、3位ライコネンでした。
途中まではフェルスタッペンの優勝でほぼ決まりという展開でしたが、それは44週目に起こりました。
エステバン・オコン 「あれは僕のコーナーで僕に権利があった」#F1jp | #F1 | #EstebanOcon | #ForceIndia | #BrazilGP 🇧🇷 https://t.co/RuBJWiJF1t
— F1-Gate.com (@F1Gate) 2018年11月13日
動画はこちら⇒ https://youtu.be/o5pdLO9irzY?t=218
タイヤが新しいオコンのほうがトップを走るフェルスタッペンより速いということで抜きにかかったんですが、確かにターン1ではオコンが前に出てますがターン2に差し掛かるときにはフェルスタッペンのほうが前に出ています。
フェルスタッペンがドアを締めたようにも見えますけど、ポジションを考えたらここはオコンが引くべきだったと筆者は思います。
ただ、レースは何があるかわからないし、接触、クラッシュ、マシントラブルなどいつ誰に起こるかわかりません。
これもレースというほかないですね。
過去にもトップを走るマシンの優勝を台無しにしたドライバーがいた。
今回のオコンのようなことは、過去にも当たり前のようにあります。
例えば、同じブラジル・グランプリでは1990年にアイルトン・セナと中嶋悟がやっちゃってます。
これでセナの母国グランプリ初優勝は翌年まで持ち越されてしまいました。
確かレース後のインタビューで中嶋は「オレ、開けてたんだけどね」って言ってましたけど、見る限りは閉めてるように見えますよね。
そして、マックス・フェルスタッペンのパパであるヨス・フェルスタッペンも過去にやっちゃってます。
2001年のこれもブラジルグランプリ。
トップを走るファン・パブロ・モントーヤに周回遅れにされた直後、何を思ったのかモントーヤに突撃してクラッシュです。
もしかしたら、インテルラゴスの神様は過去のヨスの悪行の裁きを息子にしちゃったのかもしれません。
レース後にF1レースから格闘技へと乗り換えたフェルスタッペン
レースが終わった後、ドライバーは計量しなくてはいけませんが、オコンが計量している場にフェルスタッペンがやってきてブチギレです。
マックス・フェルスタッペン、接触のオコンに激怒して暴力行為https://t.co/1zt28QBeOP#F1jp | #F1 | #MaxVerstappen | #EstebanOcon | #BrazilGP 🇧🇷 pic.twitter.com/BFWTt5TCb8
— F1-Gate.com (@F1Gate) 2018年11月11日
暴力はいけない!と批判されるわけですけど、これくらい血の気が多くてもいいと思いますよ。
みんな良い子の集団より、カッとなったらなにするかわかんないくらいのほうが面白いです。
これもフェルスタッペンだけじゃなく過去にもこんなことがありました。
1998年のベルギーグランプリでトップを走るミハエル・シューマッハが周回遅れにしようとしたデビッド・クルサードに追突。
サスペンションからタイヤがちぎれてリタイヤ。
これは雨で視界が悪い中、必要以上に減速したからぶつかったというシューマッハの見解でまるで殴り込みのようですね。
殴り込みといえば・・・
1982年のドイツグランプリでネルソン・ピケが周回遅れのエリセオ・サラザールと接触しリタイヤ。
その直後、サラザールに殴りかかっていってます。
次に蹴りも入れようと(空振りでしたが)。
シューマッハもピケも周回遅れのマシンに優勝をフイにされてしまったわけで、起こるのは当然。
フェルスタッペンも下位を走っていて、オコンと接触したらここまで怒らなかったでしょう。
やっぱりドライバーは誰しも勝ちたいんです。メルセデス以外はそうそう勝てないシーズンで少ないチャンスをものにしたかったのにできなかったうっぷんがオコンに攻撃することになっちゃったんでしょうね。
血の気の多いドライバーはF1に不可欠です。
血生臭い殴り合いまでは求めないですけど、腹が立って胸を押す、こづくぐらいどうってことないなと言うのが筆者の感想です。
さて、最終戦のアブダビではオコンがまたなんかしてくれるのでしょうか?
楽しみですね。