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キミ・ライコネン、F1アメリカGPで5年ぶりの勝利!アイスマンが笑った!

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最近退屈になりがちなF1ですけど、第18戦アメリカグランプリは結構楽しめましたね。

ポールポジションのルイス・ハミルトンが勝って当たり前と思われていたレースが、ハミルトンではなく、ベッテルでもなく、もちろん今季まだ勝ってないボッタスでもなく、2013年の開幕戦から勝利の女神に見放されていたアイスマンことキミ・ライコネンが勝つなんて想像してませんでした。

いや、正確には「勝ってほしいな」と思ってたのですが、何年も勝ってないなので勝てそうになったらベッテルを前に行かせる司令がでるんじゃないかと思ってました。

これからはベッテルに譲る必要ないぞ!残り3戦全部勝っちゃえ!

レースは予選2位のライコネンがスタートダッシュでハミルトンを抜いて1コーナーへ
ベッテルが序盤でリカルドとからんでスピンして後退と、最初っからライコネンが勝ち逃げできる展開になりました。

ライコネンは速かった。

ハミルトンが2ストップだったのに、ライコネンは1ストップで走りきりましたから。

ま、詳しくはハイライト動画を見てください。


レースの詳細を伝えるのは専門サイトにまかせるとして、フェラーリのドライバーとしてベッテルとライコネンでそんなに差があるのだろうか?
ベッテルはフェラーリ移籍初年度から勝利を上げましたけど、ライコネンはフェラーリに復帰してから一度もポディウムの頂点には立てていなかったんです。

ま、フェラーリというドライビングの実力プラス政治力が必要なチームですから、純粋な速さだけでは勝てないのかもしれませんが筆者はライコネンがベッテルに劣るとは思いません。
環境さえ整ったら劣るどころかベッテルですら追いつけない速いドライバーだと思います。

そんな、速いドライバーなのにライコネンは今季でフェラーリを追われるように出ていきます。

ライコネンが悪いと言うより、シャルル・ルクレールにシートを与えたくてライコネンを追い出したかのような印象を受けます。

ルクレールは来年大変でしょうね。

明らかにナンバー1ドライバーはベッテル。
ベッテルのチームみたいになってるフェラーリで勝つことを求められるんですから。

もしも、ライコネンが今年一度も勝たずにチームを去ったら、ルクレールにすぐに勝利を求めるような雰囲気にはならなかっただろうと思いますが、ライコネンが勝っちゃいましたから、その後任として入ってくるルクレールは当然来季最低1勝はしなくてはなりません。

参戦2年目で勝てちゃうドライバーも凄いですが、参戦2年目で「勝つことを求められる」ドライバーってのもプレッシャーは生半可なものじゃないでしょう。

逆にライコネンは来季ちょーのびのびとドライビングができますね。

ザウバーに移籍したら「勝つこと」は求められませんからね。

もしも来季ザウバーが大化けしたらどうする?

ザウバーというチーム去年までの数年間はテールエンダーで予選順位は下から数えたほうが早いくらいのポジションでしたけど、今年はマシンの出来が良かったのかルクレールに速さがあったのか度々予選Q3に進出を果たしています。

いくら速いドライバーがいると言っても、マシンが良くなければ上位に進出できないわけで、ザウバーのマシンにポテンシャルがあることは疑いようがないことです。

もっと速くなるんでしょうか?

「トップ3は定位置だし、そう簡単じゃねーだろ」

って声も聞こえて来そうですが、来季ザウバーはフェラーリのBチームかの如くハースのようにフェラーリからマシンパーツを購入するでしょう。
つまり、フェラーリが速いマシンを開発できれば、比例してザウバーも速くなっちゃうってことです。

2012年のベルギーグランプリでは当時ザウバーの小林可夢偉が予選3位、決勝は前車のペナルティかなにかで(忘れた)フロントローからスタートという快挙を成し遂げました。
まぁ、レース自体はグロージャンにめちゃくちゃにされたので1コーナーで終わってしまいましたけど。

だからザウバーのマシンが上位を走れない理由はなにもないんです。

速いマシンに速いドライバーが乗っちゃえば、そりゃ楽しみですよね。

ちなみに、ザウバーというチーム過去に勝利も経験しているチームです。
良い方に良い方想像したら、来年がめちゃめちゃ面白くなりそうですね。

Ericsson Alfa Romeo Sauber C37 Testing Barcelona
 

トップドライバーが晩年にデビューしたチームに戻るというのはある意味「美学」

ライコネンは2001年にザウバーからF1にデビューしました。
現役最年長の現在、ザウバーに在籍後に引退するのではないかと思われています。

良いですよね、デビューしたチームで最後を過ごすというのも。
モータースポーツではなかなかそういうことしたくても出来ない。日本のプロ野球じゃ元広島の黒田投手のように何人かはそういう人はいますけど。

ほんとかっこいいです。

音速の貴公子と呼ばれたアイルトン・セナはデビューしたチームではないですが、当時下位チームだったミナルディ(現在のトロロッソ)のチームオーナー、ジャンカルロ・ミナルディに「F1を辞める最後の年はあなたのチームで走る」と約束していたそうです。

知っての通りそれは叶わぬ夢となりましたが、ライコネンがそんな流れを作っていってほしいなと。

Ayrton Senna 1991 United States GP
 

残り3戦、ライコネンはまだ勝てるのか?

残すはメキシコ、ブラジル、アブダビのレースですが、まだまだライコネンが勝てるんじゃないかと思います。

結果次第じゃベッテルがハミルトンに追いつけないどころか、ライコネンがベッテルをポイントランキングで追い抜く可能性すらあります。

そうなったら、フェラーリ首脳陣は大後悔だろうなぁ~~(って、ちょっと笑ってしまうが)

どこかで無線で面白いこと言ってくれないかなぁ、そうしたら絶対そのセリフのTシャツが出回りますよ(笑)

Leave me alone I know what I'm doing Kimi Räikkönen Abu Dhabi Lotus F1 Team hoodie
 

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