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なんと!平川亮も2019年のF1トロロッソ・ホンダのドライバー候補に!?

投稿日:2018年10月17日 更新日:

山本尚貴が2019年のトロロッソ・ホンダのドライバーの可能性があると言って、舌の乾かぬうちから今度は平川亮がドライバー候補ってどうなんてるんだ!?
って、お叱りの声もあるかもしれません。

しかし、日本人ドライバーがF1の場で走ることを待ち望んでいる筆者からすれば、少しでも可能性があるのであればその情報をみなさんと共有したいと思います・

でも平川亮は海外でのレース経験もあるとは言え、フォーミュラについては国内のみの参戦経験しかない。
これで本当に候補になりうるんでしょうか?

では説明していきましょう。

平川亮はレッドブルアスリートの一員だからレッドブルのサポートを受けている

Ryo Hirakawa Driver of Thiriet by TDS Racing's Alpine A460 Nissan
 

言わずもがなですが、レッドブルって基本的には自分のところでサポートをしているドライバーを超優先的に乗せる組織です。

例えば、現フェラーリのセバスチャン・ベッテル、現レッドブルのマックス・フェルスタッペン、ダニエル・リカルドなどもそうですし。
トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーもレッドブルアスリートです。

以前、佐藤琢磨がスーパーアグリが解散した後にトロロッソでテスト走る機会がありましたが、好パフォーマンスだったにもかかわらずドライバーラインナップには選ばれませんでした。
また、来年のレッドブルのドライバーとしてフェルナンド・アロンソの名前がありましたが、やはりそれも実現せず。

レッドブル以外でもメルセデスやフェラーリでもサポートをしている若手ドライバーは何人もいますが、そのドライバーたちもやはりレッドブルやトロロッソに乗ることは(まず)ありません。

そして、レッドブルアスリートでもある、リカルドが来年ルノーに移籍、今年ルノーにレンタル移籍していたカルロス・サインツJrはマクラーレンに行っちゃうので、なんとレッドブルアスリートでF1に乗れる人が枯渇しだしてきたんです。

トロロッソはホンダと組んでいますから、当然ホンダのサポートを受けているドライバーも候補ですが、前回の記事の通りスーパーライセンスポイントを満たせそうなドライバーは山本尚貴だけ。

どこの国のドライバーが選ばれても構いませんが、やはりそこはもしもできるのであれば日本人ドライバーに乗ってもらいたいと思うものです。

平川亮もレッドブルアスリート。でもトヨタのドライバー。
これは乗ることができないんでしょうか?

レッドブル繋がりで可能性を探ってみました。

まずは平川亮のスーパーライセンスポイントがシーズン終了後に40ポイントに到達するのか?

No.37 KeePer TOM'S RC F at 2015 International Suzuka 1000km

F1に乗るためのスーパーライセンスはスーパーライセンスポイントが40ポイントなければ発行されません。
そのポイントを貯めるためには対象となるシリーズに参戦し優秀な成績を収める必要があります。

過去3年間で40ポイント積み上げられるのか?
平川亮のポイントを紹介してみましょう。

年度参戦カテゴリー戦績獲得ポイント
2016年スーパーGT、ヨーロピアンル・マン・シリーズスーパーGT=9位、ELMS=5位スーパーGT=0点、ELMS=2点
2017年スーパーGT、ヨーロピアンル・マン・シリーズスーパーGT=1位、ELMS=4位スーパーGT=15点、ELMS=4点
2018年スーパーGT、スーパーフォーミュラスーパーGT(現在3位)、スーパーフォーミュラ(現在5位)このままなら
スーパーGT=10点
スーパーフォーミュラ=6点

去年までに得たスーパーライセンスポイントは合計21点。
今年あと19点必要になるわけですね。

で、もしも今の順位のままシーズン終了しちゃったら16点しか加算されませんから3点足りない。

でもですよ、仮に今より一つポジションアップして、スーパーGTを2位、スーパーフォーミュラを4位で終えれば、めでたくスーパーライセンスポイントクリアです。

実は山本尚貴より、スーパーライセンスポイントを満たす条件はゆるいんですよ。
山本はダブルチャンピオンになったら、ですが平川は2位と4位でOK。

どれくらい現実的かというと、スーパーGTの平川の一つ上の2位とのポイント差はたった2点、スーパーフォーミュラに至っては一つ上の4位と同ポイントの5位にいます。

去年のスーパーGTチャンピオンということを考えると、かなり実現可能な成績と言えます。

平川亮がF1に乗るための絶対条件がポイント以外にもあった!

スーパーライセンスポイントの40点は平川ならクリアしてくれそうな気がしてきましたね。
もしそうなったら、レッドブルは自身のサポートドライバーとしてトロロッソ・ホンダに平川亮を押し込めるでしょうか?

トヨタのドライバーなのにホンダが「うん」と言ってくれるのか?
これはホンダのモータースポーツ部の山本部長がレッドブルと連携しメーカーの垣根を超えてF1で勝てるドライバーを乗せたいと言っています。

つまり、ホンダお抱えのサポートドライバーに限りませんよって言ってるわけです。

じゃあ逆にトヨタはどうか?
トヨタの中でもトップドライバーである平川が抜けるのは痛いし、ライバルのホンダに持っていかれるのは悔しい。
そういう思いは当然あるでしょう。
ただ、そんじゃそこらのカテゴリーじゃなく、世界でたった20人しか乗れないF1ですから、少しでもチャンスを逃したらもう一生縁がなくなると思います。
そういう思いを平川がトヨタに伝えてもなかなか送り出してはくれそうにない。

最終的にはトヨタの社長であるモリゾウさんに直談判すればどうにかなるんじゃないかと想像します。
モリゾウさん自身もメーカーの垣根を超えて自動車産業、自動車文化の発展を願っている人ですから平川の夢を打ち砕くことなんてしないでしょう。

ここまでで、平川亮が超えなければいけないスーパーライセンスポイントとホンダ、トヨタの承諾がクリアできたと仮定します。

これで終わりじゃないんです。
もう一つ大事な絶対条件があります。

それは・・・・・

山本尚貴がスーパーライセンスポイントを満たさないこと!

これこそが平川亮がF1(現実的にはトロロッソ・ホンダ一択ですが)に乗るために超重要なことです。

だって考えてもみてください。
もし山本尚貴と平川亮の両方がスーパーライセンスポイントを満たした場合、ホンダはどちらのドライバーを推しますか?

言わずもがなですね。

もちろん、もっともっと前の話としてトロロッソ・ホンダのシートが空いているのが大前提なんですけど、空いていてもなかなか日本人ドライバーが乗れないのが昨今のF1ですから

もしも、候補に上がるのであれば絶対に勝ち取って欲しいものです。

筆者は山本尚貴、平川亮のどちらを推すのか?
と、聞かれればかなり迷います。

国内で走っている場合はホンダ好きの筆者としては山本を応援しますが、F1の場になると若さもある程度は必要かなと思うので、ここは平川亮を推しましょう!

あー、早く2019年の開幕戦、オーストラリアグランプリのスターティンググリッドに日本人ドライバーがいる姿が見たい!!

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